結論から言うと、
ほっともっとのバイトは「覚えられない仕事」ではありません。
でも――
最初の数週間は、かなりきついです。
「自分だけ遅い気がする」
「全然覚えられない」
「向いてないのかも」
そう思って検索していませんか?
ピーク時は注文が重なり、
略称が飛び交い、
作り置きのタイミングも考えながら動く。
頭が追いつかなくなるのは、普通です。
そして不思議なことに、
“仕事が遅い人ほど”強く落ち込みます。
でもそれ、能力の問題ではない可能性が高い。
ほっともっとの現場には、
「遅い人がつまずきやすい構造」があります。
ぼくも最初は覚えられませんでした。
焦って、空回りして、余計に遅くなる。
でもあるタイミングで、
「あ、これは性格の問題じゃない」と気づきました。
この記事では、
・なぜ覚えられないと感じるのか
・仕事が遅い人がつまずく理由
・それでも慣れる人の特徴
・それでも無理ならどう考えるか
を、実体験ベースで整理します。
努力論はしません。
ただ、
「今の場所で自分を否定しなくていい」
という話はします。
少しだけ、肩の力を抜いて読んでください。
もし今、“接客そのもの”で心が削れているなら、次のページも役に立ちます▼
接客が無理な人へ|人と話さない仕事の探し方
ほっともっとのバイトは本当に覚えられないのか

結論から言うと、
ほっともっとのバイトは
「覚えられない仕事」ではありません。
ただ、
最初に全体像が見えない構造になっている。
これが混乱の正体です。
能力の問題というより、
仕事の設計の問題に近い。
順番に整理します。
最初に混乱する3つの理由
ほっともっとのバイトでつまずく人には、
だいたい共通点があります。
① 業務の全体像が見えない
最初は、
・レジ
・揚げ
・盛り付け
・作り置き
・洗い物
などを部分的に教わります。
でも、
“流れ”として教わるわけではない。
だから、
「いま自分がやっている作業が、全体のどこにあるのか」
が分からない。
これが混乱を生みます。
② ピークの波が読めない
昼は持久戦型。
主婦パートさん中心で、
夜や翌日の準備も同時進行。
夜は18~20時に集中。
仕事帰りの注文は単価が重くなりがち。
新人は、
「今どれくらい忙しいのか」
「これからもっと来るのか」
が分からない。
だから焦る。
慣れている人は“波”を読んで動いています。
ここが大きな差になります。

経験を積めばなんとなくわかるようになるよ!
③ 作り置きの判断が難しい
ほっともっとは作り置きができます。
でも時間制限がある。
廃棄は出せない。
予想が外れると一気に崩れます。
そして一番怖いのは「足りない」こと。
新人はここで止まります。
・どれくらい作る?
・今出していい?
・まだ待つ?
この判断ができないと、
“覚えられない”と感じます。
実際は、
判断経験が足りないだけです。

最初は先輩スタッフに教えてもらうのが確実!
覚えられないのは能力の問題?
正直に言うと、
ほっともっとは
同時処理型の仕事です。
ひとつを完璧に終わらせてから次へ、
ではありません。
複数を並行して考える。
これが苦手な人は、
最初かなりきつい。
でもそれは、
能力が低いのではなく、
特性の問題です。
丁寧に一つずつやるタイプの人ほど、
飲食では苦戦しやすい。
逆に言えば、
慣れると“流れ”で動けるようになります。
最初だけが異常に難しい。
ここを知らないと、自分を責めます。
“同時処理がきつい”のは、あなたが弱いからじゃなくて飲食の構造です。もう少し大きい話はここにまとめました。
実際、どれくらいで慣れるのか
体感ですが
・2週間:毎日パニック
・1ヶ月:流れが少し分かる
・2〜3ヶ月:ピークでも手が止まらない瞬間が出てくる
最初の3週間が山。
ここを越えると、
・作り置きの量が読める
・昼と夜の違いが分かる
・焦っても崩れにくくなる
という変化が出ます。
ただし。
2〜3ヶ月たっても
毎回強いストレスが続くなら、
それは「慣れ」の問題ではない可能性もあります。
そこは無理しなくていいです!

もちろん週何日入るかでも変わってくるよ~
もし今、“続けるか辞めるか”で迷っているなら、判断の基準もまとめています▼
ほっともっとのバイトを辞めたい人へ|限界サインと判断基準
仕事が遅い人がつまずきやすい構造

ほっともっとは、
速い人が有利な仕事です。
でもそれは、
能力が高いからではなく、
仕事の設計が“回転前提”だから。
ここを理解すると、
「遅い=ダメ」ではないと分かります。
昼ピークは持久戦型の忙しさ
昼は爆発的というより、
じわじわ忙しい。
主婦パートさん中心で、
夜や翌日の準備も同時進行。
ここで遅い人が苦しくなる理由は、
“止まる時間がない”こと。
一瞬のラッシュなら、
気合いで乗り切れます。
でも昼は違う。
・注文が途切れない
・仕込みも進める
・発注も考える
ずっと回り続ける。
遅い人ほど、
「どこで立て直せばいいのか分からない」状態になります。
体力というより、
ペース配分の問題。
これが分かるまでがきつい。

分かったら楽になるよ
夜ピークは精神プレッシャー型
夜は18~20時に集中。
仕事帰りの注文は、
量も多くなりがち。
昼より短時間で一気に来る。
ここで遅い人が苦しむのは、
“周囲の視線を感じやすい”から。
単価が重い=失敗できない空気。
ひとつ遅れると、
・お客さんが待つ
・他のポジションが詰まる
連鎖が起きる。
速い人は「処理」に集中します。
遅い人は「空気」に意識が向きます。
この違いが、さらに差を生む。
作り置きの時間制限が混乱を生む
作り置きはできる。
でも無限ではない。
時間制限がある。
廃棄は出せない。
つまり、
“未来を予測しながら今を動かす仕事”
になります。
遅い人は、
目の前の作業で精一杯になりやすい。
すると、
・今作るべきか
・まだ待つべきか
判断が遅れる。
これがズレると、一気に崩れる。
能力というより、
経験値依存の判断仕事。
新人がつまずくのは当然です。
声出し文化で空気が左右される
ほっともっとは、
声が出ていると回転が上がります。
逆に、
声が弱いと空気が重くなる。
ここで遅い人は、
「間違えたらどうしよう」
「タイミングが分からない」
と遠慮しがち。
でも実際は、
完璧さより“共有”が大事。
声が小さい=悪い、ではない。
ただ、
情報が流れないと回らない構造なので、
発信が遅れると、
全体が微妙にズレていきます。
これが“自分のせいかも”という感覚を生むものです。

コミュニケーションをしっかりとろう!
社員が少ない現実
ほっともっとは、
社員が多い現場ではありません。
アルバイト・パート中心。
つまり、
教える余裕が常にあるわけではない。
忙しい時間帯は、
「見て覚える」
「流れで理解する」
ことが増えます。
遅い人は、
確認に時間をかけたいタイプが多い。
でも現場はスピード優先。
ここでミスマッチが起きます。
教え方が悪い、
本人が悪い、ではなく、
現場が“止まれない設計”になっている。
これが根本です。
覚えられないと感じる瞬間あるある
「覚えられない」と感じるのは、
大きな失敗をしたときではありません。
だいたい、
小さなズレが積み重なったときです。
その瞬間、頭の中では何が起きているのでしょうか?
略称が飛び交う
ほっともっとには、メニューの略称がありました。(今もあるんじゃないかな)
のり、からあげ、いため、特のり、など
慣れている人にとっては当たり前。
でも新人の頭の中では、
「正式名称は?」
「何が違う?」
「いまどれの話?」
と一瞬フリーズします。
理解しようとする数秒。
その間に次の声が入る。
分からないわけではない。
追いつかないだけ。
この“わずかな遅れ”が、
自分は覚えられないと錯覚させます。

すぐには覚えられないよ~
注文が重なると頭が止まる
一つならできる。
二つまでは、なんとか。
三つ目が来た瞬間に、止まる。
「先に何をやる?」
優先順位が一瞬で決められない。
その迷いの0.5秒が、
体を止める。
周りは動いている。
自分だけ止まっている気がする。
実際には数秒。
でも体感では長い。
この“止まった感覚”が、
仕事が遅いという自己評価につながります。

何をしたらいいのかわからないってきついよね・・・
止まった”あとに一番怖いのが、ミスとクレームでした▼
ほっともっとのバイトでミスしたらどうなる?怒られる?クレーム対応のリアル【体験談】
そして新人がやりがちなのが、怒られるループです▼
ほっともっとのバイトで怒られる理由5選|新人がやりがちなミスと防ぐ方法
同時進行でパンクする
揚げ物を見ながら、
盛り付けをし、
次の注文を確認する。
作業自体は難しくない。
でも、
「どれがどこまで進んでいるか」
を常に頭の中で管理する必要があります。
ひとつ抜けると、
「あれ?今どこまでやった?」
と戻る。
戻るたびに、焦る。
焦るとさらに抜ける。
これは能力不足というより、
ワーキングメモリの使い方の問題です。
慣れるまでは誰でも混乱します。
周りと比べて焦る
一番きついのは、ここかもしれません。
隣の人は淡々とこなしている。
声も安定している。
動きに無駄がない。
自分は必死。
同じ時間に入っているのに、
成長スピードが違う気がする。
でも実際は、
・経験年数が違う
・そのポジションに慣れている
・ピークを何度も経験している
条件が違うだけ。
それでも、
「自分だけできていない」
という感覚は強い。
この比較が、
覚えられないという思い込みを強くします。
仕事が遅い人でも慣れるコツ7つ

ここまで読んで、
「構造の問題なのは分かった。でも今きつい!」
という人もいると思います。
なので、
現実的なコツを整理します。
頑張れ、ではなく。
削られないためのやり方です。
① 最初はスピードを捨てる
速くやろうとすると、
判断が荒れます。
荒れるとミスが出る。
ミスすると焦る。
焦るとさらに遅くなる。
最初は“正確さ”を優先でいい。
スピードは後から勝手についてきます。
速い人は、
速くやっているのではなく、
無駄な迷いがないだけです。
迷いが減れば自然と速くなる。

まずは落ち着いて。ゆっくりと。
スピードを上げようとして崩れる人は、まず“ミスしたらどうなるか”を知って落ち着くのが早いです▼
ほっともっとのバイトでミスしたらどうなる?怒られる?クレーム対応のリアル【体験談】
② 略称や商品構成はメモしておく
頭の中だけで覚えようとしない。
特に最初は、
・弁当の中身
・人気メニュー
・電話対応のセリフ
を紙に整理しておくと楽です。
覚えられない人ほど、
「全部暗記しよう」として疲れます。
構造が見えれば、暗記量は減ります。
③ ピーク前に“流れ”だけ把握する
完璧にできなくていい。
でも、
「ピークになると何が起きるか」
は知っておく。
・注文が重なる
・作り置きが減る
・声が増える
“予告編”を知っているだけで、
パニックは減ります。
ピークの“予告編”を具体的に知りたい人へ(昼と夜で別物です)↓
ほっともっとのピーク時間はいつ?昼と夜の忙しさの違いと乗り切り方【実体験】
知らないから怖い。
知っていると、多少余裕が生まれます。
④ 「足りない」が一番怖いと知る
現場で一番避けたいのは、
足りないこと。
だからみんな敏感になります。
この前提を知っているだけで、
「なんでこんなに急ぐの?」
という疑問が減ります。
急いでいるのは、
怒りではなく“防衛”。
これを理解すると、
空気に飲まれにくくなります。
⑤ 声出しを恐れない
完璧なタイミングじゃなくていい。
間違ってもいい。
声が出ると、
情報が共有されます。
共有されると、
自分だけで抱えなくて済みます。
遅い人ほど、
一人で処理しようとします。
それが一番しんどいです。

やっぱりちゃんとコミュニケーション取っている人は
仕事ができてました。
⑥ 全部覚えようとしない
最初から全ポジション完璧にする必要はありません。
今日はここ。
次はここ。
分解していい。
“全部できる人”は、
最初から全部できたわけではありません。
積み上げです。
⑦ 3週間だけ区切る
「ずっと無理かも」と考えると、重い。
でも、
“3週間だけ様子を見る”
と決めると少し軽くなります。
多くの人は、
このあたりで流れが見え始めます。
ただし。
3週間やって、
毎回強いストレスで眠れないなら、
それは「慣れ」ではなく「相性」の問題かもしれない。
そのときは、辞めていい。
無理して適応することが正解とは限らない。
ここまでがコツです。
でも最後にひとつ。
慣れる=正解ではありません。
合わない場所で耐え続けるより、
合う場所を探す方が消耗しない。
慣れる努力はしていいです。
でも、自分を削る努力はしなくていいです。
もし“頑張り方”じゃなく“場所”を変える選択を考えたいなら、次を置いておきます。
それでも無理なら、向いていない可能性もある

ここまで読んで、
「それでもきつい」
と思っている人もいるはずです。
その感覚は、否定しなくていい。
飲食は、同時処理型の仕事です。
・複数の注文
・時間制限
・空気の共有
・予測判断
これを並行して回す。
向いている人は、
これを“流れ”として処理できます。
向いていない人は、
ひとつずつ丁寧にやりたいタイプだったり、
静かな環境のほうが力を出せるタイプだったりします。
どちらが上でも下でもない。
単純に、特性の違いです。
「できない自分が悪い」
と考え始めると、消耗します。
でも実際は、
場所との相性が合っていないだけかもしれない。
今は次に進む時、ということもあります。
失うことで得られるものもある。
もしあのとき違う選択をしていなければ、
出会えなかった場所もあります。
誰かの期待に応えるために、
自分が悲しくなる必要はない。
それは、つまらない。
居場所はあります。
今の店かもしれない。
別の飲食かもしれない。
接客のない仕事かもしれない。
具体的に“接客のない仕事”をどう探すかは、ここにまとめました →接客が無理な人へ|人と話さない仕事の探し方とおすすめ職種まとめ【実体験あり】
一度、別の場所を試してみるのもありです。
それでも「やっぱりここがいい」と思えたら、
戻ってきたっていい。
遅くない。
まだ途中です。
チャンスは必ず来ます。
そのとき、
やってみたいと思ったことを試せばいい。
今ここで無理をして、
自分を嫌いになる必要はない。
結論:遅い=無能ではない
ほっともっとのバイトで「遅い」と感じるのは、
能力の証明ではありません。
単に、
その環境での処理速度がまだ合っていないだけです。
慣れる人は、ある日ふっと流れを掴みます。
昨日まで止まっていた手が、
少しだけ止まらなくなる。
それは努力というより、
“理解がつながる瞬間”です。
ただし、
全員がそこに行く必要はありません。
合わないまま無理に続けるより、
合う場所に移動する方が早いこともある。
仕事はひとつではない。
飲食が合わないなら、
同時処理が少ない仕事もある。
接客がきついなら、
静かな現場もある。
消耗しない場所は、ちゃんとあります。
いま遅いと感じていることは、
あなたの価値を決めません。
まだ途中です。
場所は、変えていい。
このことを覚えておいてほしいと思います。







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