仕事を辞めたいと、毎日思い続けていませんか。
朝、目が覚めた瞬間から「また今日も行かなければいけない」という気持ちがのしかかってくる。そんな毎朝が続いているなら、それはただの気分の問題じゃないかもしれません。
ぼくも過去に、毎日のように「辞めたい」と思いながら働き続けた時期がありました。ほっともっとでバイトしていたころのことです。
ピーク時間になると頭が真っ白になって、家に帰ってもぐったりして、翌朝また憂鬱な気持ちで起きる。それが毎日続いていました。
当時のぼくは「自分が弱いだけだ」と思っていましたが、今振り返ると、あのとき体と心はちゃんとSOSを出していたんだと思います。
この記事では、仕事を辞めたいと毎日感じているときに体・心・行動に出やすい限界のサインと、その状態をどう受け止めればいいかについて、ぼくの経験をもとに話していきます。
「自分が甘えているだけかもしれない」と思っている人に、特に読んでほしい内容です。

毎日「辞めたい」と思いながら働いていた時期、ぼくは本当にしんどかったです。でも、仕事を変えたらあれほど辛かった気持ちが嘘みたいに楽になりました。
「毎日辞めたい」は甘えじゃない。仕事が合っていないサインかもしれない
まず最初に伝えたいのは、毎日仕事を辞めたいと思うことは、甘えでも弱さでもないということです。
ぼくが働いていたとき、周りにも「きつい」と感じている人はたくさんいました。でも口に出す人は少なくて、みんな黙って続けていました。
そういう環境にいると、「辞めたいなんて自分だけが弱いんだ」と思いやすくなります。でもそれは違います。
毎日辞めたいと思うのは、今の仕事があなたに合っていないというサインである場合がほとんどです。
努力でどうにかなる話ではなく、仕事と人との相性の問題だということです。
ぼくはほっともっとのレジが本当に苦手で、どれだけ慣れようとしても毎回消耗していました。一方で、工場で黙々と作業する仕事に変えてからは、同じ時間働いても疲れ方がまったく違いました。
仕事内容が変わっただけで、こんなに違うのかと驚いたのを今でも覚えています。
「毎日辞めたい」と感じているなら、それはあなたの体と心が「今の仕事は合っていない」と教えてくれているサインかもしれません。
まずはその感覚を、自分を責めるために使うのではなく、現状を正確に知るためのヒントとして受け取ってほしいと思います。
仕事を辞めたいと毎日思うときに出やすい「体のサイン」5つ

心が疲れているとき、最初にそれが出やすいのは体です。
「なんか最近体調が悪い」「疲れが取れない」と感じているなら、それは仕事が原因でストレスが蓄積しているサインかもしれません。
ぼくが経験してきた中で、仕事の限界が近いときに体に出やすいサインを5つ紹介します。
自分にあてはまるものがないか、確認しながら読んでみてください。
1つでも当てはまるなら、体はすでに何かを伝えようとしています。

体に出るサインは、心が「もう無理」と叫んでいるサインでもあります。見逃さないでほしいです。
①朝起きたときに体が重い・動けない
十分寝たはずなのに、朝起きると体が重くて動けない。そんな状態が続いているなら注意が必要です。
ぼくがほっともっとで働いていたころ、出勤の日の朝はとにかく体が重かったです。
「今日もピーク時間がある」「また怒鳴られたらどうしよう」という気持ちが、体全体をどんよりと重くする感覚がありました。
休みの日はそんなことがないのに、出勤日だけ体が動かない。これは明らかに、体が「今日の仕事に行きたくない」と反応しているサインです。
一般的にも、慢性的なストレスが続くと自律神経のバランスが崩れて、朝に体が起き上がれない状態になることが知られています。
「単なる寝不足」と片づけてしまいがちですが、出勤日だけ体が動かないなら、それは精神的な疲弊が体に出ているサインかもしれません。
あなたも、休みの日は普通に起きられるのに、仕事の日だけ体が動かない、という経験はありますか。
もしそうなら、体はすでに「限界が近い」と教えてくれています。
②眠れない・途中で目が覚める
仕事のことが頭から離れず、夜なかなか眠れない。または眠れても途中で何度も目が覚める。そんな睡眠の質の低下も、限界サインの一つです。
ぼくが一番きつかった時期、翌日の仕事のことを考えると頭が冴えてしまって、眠りにつくのに時間がかかる夜が続きました。
「明日のピークタイムはどう乗り切ろう」「また怒られたらどうしよう」という考えが止まらなくて、気づくと深夜になっていることもありました。
眠れない夜が続くと、翌日さらに体が重くなります。そしてまた眠れない夜が来る、という悪循環に入っていきます。
睡眠は体と心の回復にとって一番大切なものです。その睡眠が仕事によって奪われているなら、体が出している限界のサインをまともに受け取った方がいいと思います。
「眠れない」は「疲れているだけ」ではなく、精神的なストレスが蓄積していることのサインです。
2週間以上この状態が続いているなら、今の仕事が自分に与えている負荷を真剣に考えてみてほしいです。
「寝られれば回復できる」は健康な状態のときの話です。仕事のことが頭から離れず眠れていないなら、今の仕事の問題をまず解決しなければ、睡眠の問題も解決しません。
③胃が痛い・食欲がない・頭痛が続く
出勤前になると胃が痛くなる。食欲が落ちて、ご飯を食べる気がしない。頭が重い感じが続く。これらも、仕事によるストレスが体に出ているサインです。
ぼくも、きつかった時期は出勤前に胃がムカムカすることがよくありました。
特にシフトに入る直前、「あと1時間で出発しないといけない」というタイミングで急に胃が重くなる感覚がありました。
胃腸はストレスの影響をとても受けやすい器官です。「腸は第二の脳」とも言われるほど、精神状態と直結しています。
原因不明の頭痛や食欲低下も、慢性的なストレスが体に出るサインとしてよく知られています。
もし「病院に行っても特に悪いところはないと言われた」という状態なら、ストレスによる身体症状の可能性があります。
「体が弱いのかな」と自分を責めるより、「今の仕事が体に負担をかけているのかもしれない」と考える方が、よほど正確な見方だとぼくは思います。
ぼく自身も、仕事が変わってから胃の不快感がほとんどなくなりました。体の症状は、仕事が変わることで思ったより早く改善することがあります。
④休みの日も仕事のことが頭から離れない
せっかくの休日なのに、翌日の仕事のことが気になってゆっくり休めない。日曜の夜になると憂鬱で眠れなくなる。こういう状態が続いているなら、それも限界サインの一つです。
ぼくが一番よく覚えているのは、日曜の夜の憂鬱さです。
月曜から仕事が始まると思うと、日曜の夕方から気持ちが重くなってきて、ご飯を食べていても楽しくなくなる。テレビを見ていても、頭の片隅に仕事のことが浮かんでくる。
休日は本来、体と心を回復させるための時間です。それが十分に機能しなくなっているということは、ストレスが回復のペースを超えてしまっていることを意味します。
休んでいるのに休んだ気がしない状態が続くと、心のエネルギーは少しずつ削られ続けます。
「これくらいみんな同じだろう」と思うかもしれませんが、仕事が合っている人は、休みの日にそこまで仕事を引きずりません。休めていないのは、今の仕事があなたにとってそれだけ大きな負荷になっているからです。
ぼくが工場やガス検針の仕事をしていたとき、仕事が終わると本当にすっきり切り替えられました。接客の仕事のときは、帰宅後も頭の中でお客さんのクレームや失敗場面が繰り返されていたので、その差に驚きました。
休日を本当に休める状態かどうかは、今の仕事が自分に合っているかどうかのバロメーターにもなります。
⑤疲れが翌日に残る・休んでも回復しない
仕事が終わって帰宅しても、次の日になっても疲れが抜けない。休んでも回復した感じがしない。この慢性的な疲労も、見逃してはいけないサインです。
ぼくが新聞配達をしていたころ、身体的な疲労に加えて、「また明日も早起きしなければ」というプレッシャーが重なって、常に疲れが取れない感覚がありました。
休みの日も「疲れた」という感覚が続いていて、家でごろごろしていてもどこか気が休まらない。
体の疲れだけなら睡眠で回復しますが、精神的な疲弊は休んでいるだけでは回復しにくいです。
「休んでも疲れが取れない」という状態は、心が慢性的に消耗している証拠です。
特に「以前は疲れてもすぐ回復できたのに、最近は全然回復しない」という変化を感じているなら、ストレスの蓄積が相当進んでいるサインです。
気持ちに出る限界のサイン|毎日辞めたいと思うときの心の変化

体だけでなく、気持ちの変化にも限界サインは現れます。
「なんか最近、自分がおかしい気がする」「以前と比べて気持ちが違う」と感じているなら、心があなたに何かを伝えようとしているかもしれません。
ぼくが経験してきた範囲で、特に多く出やすい心の変化を4つ紹介します。
「最近こんな気持ちになることが増えた」と気づいたものがあれば、それはあなたの心が助けを求めているサインかもしれません。
楽しいことが楽しくなくなった
仕事以外のこと、たとえば趣味や好きなことが、以前ほど楽しめなくなってきた。そんな変化を感じていませんか。
ぼくがほっともっとで消耗していた時期、帰宅後にゲームをしていても、以前ほど楽しめなくなっていました。
画面を見ているんですが、なんとなく頭の中が仕事のことでいっぱいで、楽しむ余裕がない感じでした。
好きなことを楽しめなくなるのは、心のエネルギーが仕事によって消耗し切っているサインです。
「疲れているから楽しめないだけ」と思うかもしれませんが、仕事が原因でその疲れが慢性化しているなら、根本は今の仕事にあります。
これまで楽しめていたことが楽しめなくなったという変化を、軽く見ないでほしいです。心が本当に疲れているとき、最初に失われるのが「楽しむ力」です。
ぼく自身、仕事を変えてしばらく経ってから、また趣味を楽しめるようになった経験があります。楽しめなくなったのは自分のせいじゃなくて、今の仕事が合っていなかっただけだったんだと、後から気づきました。
「楽しめない自分がおかしい」とは思わないでください。心のエネルギーが仕事で使い切られているだけです。仕事が変われば、楽しむ力は戻ってきます。
些細なことでイライラするようになった
以前は気にならなかったことで、急にイライラするようになった。家族や友人に対して、なぜか攻撃的になってしまうことが増えた。そういう変化もSOSサインの一つです。
精神的な余裕がなくなってくると、感情のコントロールが難しくなります。
ぼくも、消耗が続いていた時期は、家に帰ってから親の些細な一言にイライラしてしまうことがありました。
「なんで自分はこんなにイライラしているんだろう」と自己嫌悪になったりもしましたが、それも含めて、仕事によるストレスが引き起こしていた反応だったと思います。
イライラしやすくなっている自分を責める前に、「それだけ今の仕事に消耗しているんだ」と受け止めてほしいです。
感情の変化は、心が限界に近づいているサインとして、非常に正直に出やすいものです。
「自分の性格が悪くなったのかも」と心配する前に、そのイライラの根っこがどこにあるかを考えてみてください。
ぼくも仕事を変えたあと、家での態度が落ち着いたと周りに言われたことがあります。自分では気づいていなかったんですが、それほど消耗していたんだと後から思いました。
涙が出る・感情が不安定になった
特に理由もないのに涙が出る。感情の浮き沈みが激しくなった。急に悲しくなったり、逆に何も感じなくなったりする。こういった感情の不安定さは、心が限界に近い状態のサインです。
ぼく自身は涙が出るというより、感情が「ぼやける」感覚がありました。
嬉しいことがあっても素直に喜べない、悲しいことがあってもどこか他人事みたいな感覚。仕事に消耗していると、感情そのものが薄くなっていく感じがありました。
感情が不安定になるのも、感情が薄くなるのも、どちらも心が疲弊しているサインです。
特に、職場で泣いてしまうことが増えたり、帰宅後に理由のない涙が出るようになったりしているなら、もうかなり限界が近いと思ってほしいです。
泣くことは弱さではなく、心が「もう無理だ」と言っているサインです。
それを「甘えだ」と押し込めるのではなく、「それだけ限界が近い」という情報として受け取ってほしいと思います。
感情が溢れるのは、ずっと我慢してきた証拠です。我慢を続けることが美徳ではなく、その感情がサインを出していると受け取ることが、次の一歩につながります。
何もやる気が出なくなった・無気力になった
仕事のことだけでなく、プライベートでも何もやる気が起きなくなってきた。趣味も、人との約束も、全部めんどくさく感じる。そんな無気力な状態が続いているなら、心はかなり疲弊しています。
ぼくが消耗していた時期は、休日に「何もしたくない」という日が続くことがありました。
外に出る気にもなれなくて、かといって家にいても楽しくなくて、ただ時間が過ぎていく感じ。本来はもっとやりたいことがあるはずなのに、なぜかやる気が出ない。
これは「性格がだらしなくなった」わけじゃなくて、仕事による消耗が日常生活全体に影響を及ぼしている状態です。
心のエネルギーが仕事でほぼ使い切られてしまっているので、プライベートに使える分が残っていない状態と言えます。
「最近、何もする気が起きなくて困っている」という状態が2週間以上続いているなら、今の仕事環境が心に与えている負荷を見直す必要があると思います。
行動に出る限界のサイン|自分では気づきにくい変化

体と心だけでなく、「行動のパターン」にも限界のサインは出てきます。
体や気持ちの変化は自分で気づきやすいですが、行動の変化は「なんとなくそうなっている」という感じで気づきにくいことが多いです。
ぼく自身、後から振り返って「あのころ、こういう行動の変化があったな」と気づいたものがいくつかあります。
日常の何気ない行動の中に、実は限界のサインが隠れていることがあります。
仕事に行く直前に体調が悪くなる
出発の時間が近づいてくると、急に頭が痛くなったり、胃が気持ち悪くなったりする。でも、休みの日はそういうことが起きない。そんな経験はありませんか。
ぼくがほっともっとでバイトしていたころ、シフトに入る日の出発前だけ急に気分が悪くなることがありました。
最初は「本当に体調が悪いのかも」と思っていたんですが、休みの日はまったく問題がない。出勤する日の、出発前だけ具合が悪くなるというパターンに気づいたとき、「これは体が仕事を拒否しているんだ」と感じました。
このような「出勤前だけ体調が悪くなる」という現象は、仕事に対する精神的なストレスが体に出ているサインです。
仮病でも怠けでもなく、体が本当にそういう反応を起こしています。
このパターンが週に複数回出るようになっているなら、体がかなり強く「限界だ」と訴えかけている状態だと受け取ってほしいです。
ぼくが一番しんどかった時期、出発前に「やっぱり今日は行けないかも」と感じる日が続いていました。それでも毎回気合いで出かけていましたが、今思えばあの時期に行動を変えるべきだったと思います。
体が出しているシグナルは、無視すればするほど大きくなっていきます。小さいうちに受け取ることが、長い目で見て一番いい選択です。
ミスが増えた・集中力が続かない
以前はちゃんとできていたことを、最近よくミスするようになった。仕事中に集中力が続かなくて、頭に入ってこない。こういった変化も、精神的な疲弊が行動に出ているサインです。
ぼくが消耗していた時期、単純な確認作業でもミスが増えていました。
「自分がどんどんダメになっていく感じ」がして、そのたびに落ち込む。でも今思えば、あれはぼく自身の能力の問題ではなくて、精神的な消耗によって集中力が低下していた状態でした。
睡眠不足やストレスが続くと、判断力や注意力が低下することは科学的にも確認されています。
「最近ミスが多い」「なぜか集中できない」という状態は、能力の問題ではなく、心身の疲弊が原因である可能性が高いです。
ミスが増えたことで「自分はダメだ」と落ち込むより、「それだけ今の状態が消耗しているということだ」と受け止めてみてください。
ミスの増加は、能力の低下ではなくSOSサインです。
ぼくも接客系の仕事でミスが多くて落ち込んでいましたが、黙々と作業できる仕事に変えてからはミスがほとんどなくなりました。仕事の種類と自分の特性が合っていなかっただけだったと、後から気づきました。
仕事をサボりたい・逃げたいという気持ちが強くなった
「今日は仮病を使って休もうか」と毎朝考えるようになった。「このまま逃げてしまいたい」という気持ちが止まらない。以前はそんなことを考えたこともなかったのに、という場合は要注意です。
ぼくも、きつかった時期はシフトの日の朝に「休む理由を考えてしまう」ことがありました。
「熱があるふりをしたらどうなるかな」「電話が来る前に電話してしまおうか」という考えが浮かぶ。でもそれをするのも怖くて、結局毎日出勤する。そのストレスがまた積み重なる。
「サボりたい」という気持ちは、決してなまけの感情ではありません。
体と心が本当に限界に近くて、「これ以上は続けられない」と警告を出しているサインです。
この気持ちが毎日出てくるようになったなら、それは「逃げたい」ではなく「変えるべきタイミングが来ている」というサインだとぼくは思っています。
「毎日辞めたい」と思いながら続けることのリスク

「辞めたいけど、もう少し頑張ってみよう」と思い続けてきた人に、正直に伝えたいことがあります。
「もう少し」が積み重なって、限界をとっくに超えてしまっているのに気づけなくなることがあります。
ぼくが一番後悔しているのは、「しんどいな」と感じ始めてからも、ずっと「慣れれば変わる」と信じて続けてしまったことです。
結果的に、消耗しながら続けた時間分だけ、回復にも時間がかかりました。
限界を超えて働き続けることで起きやすいことを、正直に書きます。
身体症状が慢性化していく
最初は「たまに胃が痛い」だったものが、毎日胃が痛い状態になっていく。眠れない日が「たまにある」から「毎日続く」になっていく。こういった身体症状の慢性化が起きやすくなります。
ぼくも、最初のころは「今日だけしんどい」という感覚でしたが、続けるうちに「毎日しんどい」が当たり前になっていきました。
「しんどいのが普通」と思い込んでしまうと、自分がどれだけ消耗しているかに気づけなくなります。
これが一番怖い状態で、「どうせいつもこんな感じ」と感覚が麻痺してしまうんです。
体の症状が慢性化すると、回復するまでに時間もかかります。早めに気づいて対処するほど、回復は早いです。
「まだ辛くない」と感じているうちに動き始めることが、結果的に一番楽な道です。限界を超えてからでは、回復にも時間がかかります。
「まだ大丈夫」と思える今のうちに、自分の状態を正直に見てほしいと思います。
ぼくも「しんどいのが当たり前」になっていた時期があります。毎朝体が重い状態が続きすぎて、それが普通だと思い込んでいました。仕事を変えて初めて、あのころがいかに消耗していたかに気づきました。
自己肯定感が下がり続ける
合っていない仕事を続けることで、「自分はダメだ」「仕事ができない人間だ」という感覚が強くなっていきます。
ぼくもほっともっとでレジを続けていたころ、ミスをするたびに「自分は本当に仕事ができない」と思うようになっていました。
でも工場や皿洗いに変えたら、同じ自分なのにミスがほとんどなくて、むしろ褒めてもらえることもあった。
仕事が合っていないだけで、自分がダメなわけじゃなかったんです。
でも合わない仕事を続けることで、「自分はダメな人間だ」という思い込みがどんどん強くなっていきます。
これが積み重なると、仕事を変える決断をする勇気すらなくなっていきます。早めに気づいて行動することが、自己肯定感を守ることにもつながります。
「自分はダメだ」という思い込みが強くなる前に、それは仕事の相性の問題だと気づいてほしいです。あなたの能力の問題ではなく、仕事の種類が合っていないだけです。
合わない仕事で自信を失い続けた話は、こちらの記事でも詳しく書いています。
ある日突然動けなくなる
「なんとか続けられているから大丈夫」と思っていたのに、ある日突然、体が動かなくなったり、涙が止まらなくなったりすることがあります。
これは、限界を超えていたのに「もう少し」を続けた結果、体と心がついに限界を超えてしまった状態です。
周りにも、ぼくがほっともっとで働いていたころ、急に来なくなったスタッフがいました。
「元気そうだったのに」と当時は思いましたが、今考えると、ずっと無理をしていたのにそれを表に出せなかっただけだったのかもしれません。
体と心はある程度のところまで耐えてくれますが、その限界を超えると一気に崩れます。
崩れてしまってからの回復は、崩れる前に対処するよりずっと時間がかかります。
「毎日辞めたい」と思いながら、体や心のサインも出ているなら、それは崩れる前に行動するためのシグナルだと思ってほしいです。
ぼくが仕事を変えたら、体と心が回復した話

ここまで読んで、「でも辞めたら次はどうするの」と思っている人もいると思います。
ぼく自身の経験から正直に言うと、仕事を変えたら体と心の回復は思ったより早かったです。
毎日辞めたいと思いながら接客の仕事をしていたぼくが、工場の流れ作業や皿洗いという「人と話さない仕事」に変えたとき、あんなに続いていた体の重さがかなり軽くなりました。
「仕事が終わっても消耗感がほとんどない」という感覚は、初めての経験でした。
当時のぼくは「自分は仕事が向いてない人間なんだ」と思っていたんですが、仕事の種類を変えるだけでこんなに違うのかと、本当に驚きました。
消耗しない仕事は、我慢できる仕事ではなくて、自分に合った仕事です。
「毎日辞めたい」というのは弱さじゃなくて、今の仕事が合っていないというシグナルです。
そのシグナルに気づいて、合う仕事に変えることが、消耗しない働き方への第一歩だとぼくは思っています。
「次の仕事なんてどうすればいいかわからない」という人は、まず話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になります。
ぼくがおすすめしているのが就職カレッジです。フリーターや既卒でも相談できて、無料で使えます。「転職しよう」と決めていなくても、今の状況を整理するだけでも十分使えます。
「辞めるべきかどうか」迷ったときに考えてほしい3つのこと
合わない仕事を続けることで実際にメンタルに症状が出た体験については、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
ここまで読んで、「サインはあてはまるけど、すぐ辞めるかどうかはまだわからない」という人もいると思います。
ぼくも実際、「辞めるべきかどうか」を判断するのはとても難しかったです。
「辞めたら後悔するかも」「次の仕事が見つかるか不安」という気持ちは、ぼくも同じように持っていました。
そこで、迷っているときにぼくが実際に考えた3つのことを紹介します。
完璧な答えは出なくても、自分の状況を少し整理するヒントになれば嬉しいです。
①「慣れれば変わる」と思い始めてどのくらい経つか
「もう少し慣れれば楽になるかも」と最初に思ってから、どのくらい時間が経っていますか。
仕事は最初がいちばんきついことが多く、慣れることで楽になる部分は確かにあります。
ぼく自身も、工場の仕事は最初は戸惑いましたが、2〜3週間で流れを覚えてからは体の負担がかなり減りました。
ただ、ほっともっとのレジは3ヶ月以上続けても、毎回ピーク時間が怖くて消耗していました。
「慣れれば変わる」と思ってから3ヶ月以上経っていて、まだ毎日辞めたいと思っているなら、それは慣れの問題ではなくて相性の問題かもしれません。
どんなに頑張っても合わない仕事というのは、確かに存在します。
ぼくの経験で言えば、3ヶ月続けてまだ「毎日しんどい」なら、それは仕事が合っていないサインだと思っています。
「もう少し続けてみよう」と思い続けて半年、1年と経過してしまうパターンは多いです。でもその時間は、消耗しながら過ごしていた時間です。「慣れれば変わる」の期待が長引くほど、体と心への負荷も積み重なっていきます。
②今の状態を1年後も続けていられるか
今の「毎日辞めたい」という状態を、あと1年続けることを想像してみてください。
「それは無理だ」「そんなの絶対に続かない」と感じるなら、今すでに限界を超えているサインかもしれません。
ぼくがほっともっとを辞めることを決めたのも、「このままあと1年続けることを考えたら、無理だと思った」からです。
今すぐ辞めるかどうかは別として、「このまま続けることは長期的に無理だ」という判断は正直に向き合ってほしいです。
「あと1年続けられる気がしない」というのは、「今すぐ辞めろ」ではなくて、「計画を立て始めるタイミングが来ている」というサインです。
次の一手を考え始めることと、今すぐ辞めることは別の話です。焦らず、でも正直に、自分の状態を見てほしいと思います。
ぼくが仕事を変えるとき、最初から「辞める決断」をしたわけではありませんでした。「このまま1年続けることは無理だ」という判断から、少しずつ次の仕事を探し始めた流れでした。
「決断しなければならない」と思い込まず、まず「状況を変える準備を始めるかどうか」という小さな一歩から考えてみてください。
③辞めることへの罪悪感と、続けることへの消耗を比べてみる
「辞めたら周りに迷惑をかけるかも」「職場に申し訳ない」という罪悪感と、「このまま続けることで消耗し続ける」という現実を、正直に比べてみてください。
ぼくも辞めることに罪悪感がありました。「急に辞めたらシフトが回らなくなる」「新しい人を探す手間をかけてしまう」という気持ちです。
でも、消耗しながら働き続けることで体や心を壊してしまった場合、それはもっと迷惑をかけることになります。
あなたの体と心を守ることは、わがままではなくて、長く働き続けるための必要な判断です。
罪悪感は大切にしていい気持ちですが、それと引き換えに自分の健康を削り続けることが正しいとは、ぼくには言えません。
「辞めることへの罪悪感」よりも、「続けることで自分が壊れていく」ことの方が、長い目で見て大きなリスクです。

「辞めたい」という気持ちは、弱さじゃなくて正直な反応です。その声を大切にしてほしいです。
まとめ|毎日辞めたいと思うのは、合わない仕事に居続けているサインかもしれない

この記事では、仕事を辞めたいと毎日思うときに出やすい限界のサインについて話してきました。
ポイントをまとめます。
まず、毎日辞めたいと思うことは甘えでも弱さでもなく、今の仕事が合っていないというサインである可能性が高いです。
体に出やすいサインとして、朝体が重い・眠れない・胃痛や頭痛・休日も仕事が頭から離れない・疲れが取れないという5つが挙げられます。
気持ちに出やすいサインとして、楽しいことが楽しめない・イライラしやすい・涙が出る・無気力になるという変化があります。
行動のサインとして、出勤前だけ体調が悪くなる・ミスが増える・逃げたいという気持ちが毎日出てくる、というものがあります。
ぼく自身、ほっともっとでの消耗から工場・皿洗い・ガス検針と仕事を変えてきた経験の中で、一番痛感しているのは「合わない仕事を我慢して続けても、消耗するだけ」ということです。
体と心のサインに早めに気づいて、合う仕事に移る判断をした方が、長い目で見て絶対にいい結果になります。
「次の仕事のことを考え始めたい」という人は、まず無料で相談できるサービスを使ってみることをおすすめします。
キャリビーは、転職を決めていなくても「今の状況を整理したい」という段階から使えるカウンセリング型のサービスです。話を聞いてもらうだけでも、気持ちが整理されることがあります。
自分に合う仕事が見つかったときの話は、こちらの記事でも書いています。
今の状態が「普通じゃない」と気づいたなら、それはもう一歩踏み出すタイミングが来ているということかもしれません。




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