新聞配達の仕事は、
「早起きが大変」「雨の日がつらい」
そんなイメージを持っている人が多いと思います。
たしかにきついこともありましたが
実際にやってみて、
「バイク選び」が超重要でした。
正直に言うと、
バイクを甘く見ていたせいで、
かなり痛い目を見ています。
・配達中に不安定になる
・積載量が足りず何往復もする
・ちょっとした不具合が毎日のストレスになる
・最終的には、取り返しのつかない事故につながる
「新聞配達なんてなんでもいいでしょ」
そう思っていた当時の自分に、
今ならはっきり言えます。
その考え、かなり危険です。
この記事では、
実際に新聞配達をしていた私が、
- 実際に使っていた50ccスクーターのリアル
- なぜスーパーカブが定番と言われるのか
- バイクが原因で起きた最悪の出来事
- これから始める人が絶対に知っておくべき注意点
を、きれいごとなしで書いていきます。
これから新聞配達を始めようと思っている人、
すでに配達をしていて「なんかきつい」と感じている人は、
バイクの話だけでも最後まで読んでほしいです。
新聞配達は、向いている人と向いていない人がはっきり分かれる仕事です。
自分がどちらなのかは、始める前に知っておいた方がいいです。
間違った選び方をすると、
本当に地獄を見ます。
新聞配達という仕事そのものがどんな感じなのかは、
最初にこちらを読んでおくと全体像が分かります。
新聞配達で使う乗り物の種類【実体験ベース】

新聞配達で使う乗り物は、
実はどこでも同じというわけではありません。
配達エリアの広さ、
配達件数、
会社の方針
そして雇用形態によっても変わります。
私が実際に関わった範囲、
また周りの配達員から聞いた話を含めると、
新聞配達で使われる乗り物は主に次の4つです。
徒歩配達(ごく一部)
稀ですが、
超・住宅密集地では徒歩配達もあります。
ただしこれは、
- 配達件数が少ない
- 半径がかなり狭い
- 高齢者向けの短時間配達
など、かなり限定的です。
正直、
これから新聞配達を始める人が想定するケースではありません。
自転車配達
免許が不要なため、
学生や高齢者の配達で使われることがあります。
メリットとしては、
- 初期費用がほぼかからない
- ガソリン代が不要
- メンテナンスが楽
という点。
ただし、
- 配達件数が多いと体力的にきつい
- 坂が多い地域では地獄
- 雨や風の影響をもろに受ける
というデメリットもあります。
田舎配達や件数が多い場合、
自転車は現実的ではありません。

ちなみに今僕が住んでる根室市では徒歩の配達員も結構いるよ
原付・スクーター(50cc)
ここからが、
多くの人が最初に選びがちな選択肢です。
- 原付免許で乗れる
- 維持費が安い
- 扱いやすそう
という理由で、
「新聞配達=原付スクーター」と考える人は多いと思います。
実際、
私もこのタイプを使っていました。
ただし、
この選択が後々かなりのストレスになるとは、
当時は想像していませんでした。
詳しくは次の見出しで書きますが、
スクーターには
新聞配達ならではの“致命的な弱点”があります。
スーパーカブ(新聞配達の王道)
新聞配達と聞いて、
多くの人が思い浮かべるのが
ホンダのスーパーカブではないでしょうか。
実際、
新聞販売店に置いてあるバイクの多くはカブです。
理由はシンプルで
- 積載量が多い
- 安定性が高い
- 耐久性が異常に高い
- 業務用として完成されている
新聞配達という仕事に、
最初から最適化されている乗り物だからです。
「最初からカブにしておけばよかった」
これは、後から本気で思いました。
乗り物選びで地獄を見る人の共通点
新聞配達は、
毎日・早朝・天候関係なし。
つまり、
乗り物の小さな不満が、
毎日のストレスとして積み重なります。
- 積めない
- 不安定
- 壊れやすい
- 危ない
こうした問題は、
「慣れ」で解決しません。
次の章では、
私が実際に使っていた
50ccスクーターのリアルな話を、
包み隠さず書いていきます。
「原付なら何でもいいでしょ」
そう思っている人ほど、
ぜひ読んでください。
実際に使っていた50ccスクーターのリアル

私が新聞配達で使っていたのは、
50ccのスクーターでした。
いわゆる、
街中でよく見る普通の原付です。
当時は正直、
「新聞配達なんて、原付があれば十分だろう」
そう思っていました。
でも、実際に使ってみると、
新聞配達と50ccスクーターは、かなり相性が悪いと感じる場面が多々ありました。
バイク選びも大事ですが、雨・寒さ・夜道の対策をするだけでも体の消耗がかなり変わります。
自分が「これだけは助かった…」と思った装備は、別記事でまとめました。→ 新聞配達がきつい人に「あると助かる」アイテム7選|経験者目線で紹介
そもそもカゴがついていない
まず大きな問題が、
カゴが標準装備されていないこと。
私が使っていたスクーターも、
本来はカゴが付いていないタイプでした。
そのため、
- 前任者が自作したカゴ
- 無理やり取り付けた簡易仕様
という、かなり不安定な状態。
見た目からして、
「業務用ではないな」と感じるものでした。
新聞を積みすぎると危険
新聞配達は、
日によって新聞の量が大きく変わります。
特に、
- 年末年始
- 折り込みチラシが多い日
こうした日は、
想像以上に新聞が重くなります。
スクーターのカゴに新聞を詰め込みすぎると、
- 前が重くなる
- ハンドル操作が不安定になる
- バランスを崩しやすい
という状態に。
実際、
新聞を積みすぎたことで
ライトに新聞がかぶって前が見えなくなることもありました。
今思うと、
かなり危険な状態だったと思います。
積載量に限界がある=何往復も必要
50ccスクーターは、
そもそも積載量に限界があります。
そのため、
- 一度で全部配れない
- 公民館と配達エリアを何往復もする
という日もありました。
特に正月時期は、
- 新聞
- 大量のチラシ
- 粗品
これらが重なり、
一度では絶対に無理。
時間も体力も、
想像以上に削られます。
直立しないスクーターというストレス
さらに厄介だったのが、
スクーターの状態です。
過去に転倒した影響で、
センタースタンド周りが破損しており、
- ハンドルをまっすぐにすると立たない
- ハンドルを斜めにしないと直立しない
という状態でした。
毎回、
「ちゃんと立つか?」
「倒れないか?」
と気にしながら停める必要がありました。

地味ですが確実にストレスが溜まる原因でした。
新聞配達は「毎日」だからきつい
このスクーターを使うのは、
一日や二日ではありません。
新聞配達は基本的に毎日です。
つまり
- 小さな不満
- 小さな危険
- 小さなストレス
これらが、
毎朝確実に積み重なっていきます。
「慣れれば大丈夫」
そういう問題ではありませんでした。
原付スクーターは「できなくはない」
誤解してほしくないのは、
50ccスクーターでも新聞配達はできるということ。
バイク以外も含めて「新聞配達そのものがきついのか?」は、こっちでリアルに書いています。→ 新聞配達の仕事はきつい?実体験からわかる仕事内容と始めた理由
実際、
私はそれで配達していました。
ただし、
- 安全性
- 効率
- 精神的な楽さ
この3点において、
明らかに無理をしていたと今では思います。
なぜスーパーカブが選ばれるのか
この経験があったからこそ、
「新聞配達=スーパーカブ」
という定番が生まれた理由が、
身をもって理解できました。
次の章では、
なぜ新聞配達ではスーパーカブが最強と言われるのかを、
原付スクーターと比較しながら書いていきます。
「カブってそんなに違うの?」
そう思っている人ほど、
ぜひ続きを読んでください。
なぜ新聞配達ではスーパーカブが最強と言われるのか

結論から言います。
新聞配達において、スーパーカブはほぼ完成形です。
これはバイク好きの神話でも、
昔からの慣習でもありません。
実際に配達の現場で使われ続けてきた結果、残った答えです。

その理由を書いていくよ。
積載量が段違いに多い
まず一番の理由が、
積載量の多さです。
スーパーカブは、
- 前カゴ
- 後ろキャリア
- 場合によっては新聞箱
と、積む前提で作られています。
新聞配達のように、
- 重い
- かさばる
- 日によって量が変わる
仕事では、この積載力がそのまま効率と安全性に直結します。
スクーターのように、
- ハンドルが重くなる
- バランスを崩す
といった不安が、
圧倒的に少なくなります。
車体が直立する=停めやすい
スーパーカブの地味だけど最強なポイントが、
センタースタンドで完全に直立すること。
新聞配達は、
- 何十回
- 何百回
と、バイクを停めては走り出します。
そのたびに、
- 倒れないか
- バランスは大丈夫か
と気にしなくていいのは、
精神的にかなり楽です。

この「気を使わなくていい」という点は、
毎日配達する人ほど実感します。
低速・ストップ&ゴーに強い
新聞配達は、
- 低速走行
- こまめな停止
- 短い距離の連続
の繰り返しです。
スーパーカブはこの使い方に
完全に最適化されたバイクです。
- ギア付きでエンジンブレーキが使える
- 低速でも安定する
- 発進が楽
この差は、
長時間配達すると確実に体に効いてきます。
燃費が異常に良い
新聞配達は、
距離をそこそこ走ります。
スーパーカブは言わずもがな、
燃費が異常に良い。
- ガソリン代が安く済む
- 給油回数が少ない
会社支給でも自前でも、
これは大きなメリットです。
壊れにくく、雑に扱っても動く
新聞配達のバイクは、
正直あまり丁寧に扱えません。
- 雨
- 雪
- 段差
- 重い積載
それでもスーパーカブは、
文句を言わずに動き続けます。
多少古くても、
多少ガタがきていても、
「走る・止まる・積める」が成立する。
これが、
業務用として選ばれ続けてきた最大の理由です。
新聞配達=カブ、は偶然じゃない
街で新聞配達員を見ると、
スーパーカブ率が異常に高いはずです。
それは、
- 安いから
- 昔からあるから
だけではありません。
新聞配達という仕事に、最も合理的だからです。
それでも全員がカブを使えるわけではない
とはいえ、
- 会社の方針
- バイクの支給状況
- 人手不足
などの理由で、
必ずしも全員がスーパーカブに乗れるわけではありません。
次の章では、
新聞配達のバイクは自分で用意するのか?会社支給なのか?
このリアルな違いについて書いていきます。
「これから始める人」が一番気になる部分なので、
ここも包み隠さず話します。
新聞配達のバイクは自分で用意する?会社支給?

結論から言うと、
新聞配達のバイク事情は販売店・地域・人手状況によってバラバラです。
仕事そのもののきつさについては、こちらで全体像を書いています。
大きく分けると、次の2パターンがあります。
- 会社(販売店)がバイクを支給する
- 自分でバイクを用意する
どちらが良い・悪いではなく、
知らずに始めると後悔しやすいポイントがそれぞれあります。
① 会社支給の場合|一番ラクだが自由は少ない
まず、会社支給パターン。
この場合のメリットはシンプルです。
- 初期費用ゼロ
- メンテナンスは基本会社任せ
- 業務用仕様で配達しやすい
特に、
- 初めて新聞配達をする人
- 短期間だけやる予定の人
にとっては、かなり助かります。
ただし、デメリットもある
一方で、会社支給にはこんな現実もあります。
- バイクが古い
- 選べない
- 調子が悪くても我慢
人手不足の販売店ほど、
「とりあえず動くバイク」を回されがちです。
当たり外れが大きいのが正直なところです。
② 自分で用意する場合|自由だがリスクも背負う
次に、自分でバイクを用意するパターン。
この場合のメリットは、
- 好きなバイクを選べる
- 状態の良い車体を使える
- 配達効率を自分好みにできる
特に、
スーパーカブを自前で用意できる人は強いです。
見落としがちなデメリット
ただし、自前バイクには落とし穴があります。
- 購入費用がかかる
- 修理・廃棄が自己負担
- 事故・故障時の責任が重い
実際に壊れたとき、
「仕事で使って壊れたのに全部自腹」
というケースも珍しくありません。
これを知らずに始めると、
後でかなりきつくなります。
ガソリン代・修理代は誰が出す?
ここも要注意ポイントです。
- 会社支給 → ガソリン代支給が多い
- 自前バイク → 自腹になるケースあり
販売店によっては、
- 一部支給
- 距離に応じて支給
など細かいルールがあるので、
契約前に必ず確認すべき点です。
結局どっちを選ぶべきか
個人的な結論はこうです。
- 短期・初挑戦 → 会社支給が無難
- 長期・効率重視 → 条件次第で自前もあり
ただし、
「自前で用意する=得」ではありません。
配達のストレス・事故リスク・廃棄費用まで含めて、
トータルで考える必要があります。
バイク選びを甘く見ると、本当に詰む
新聞配達は、
- 毎日
- 早朝
- 同じ作業の繰り返し
だからこそ、
バイクの小さな不満が積み重なっていきます。
次の章では、
実際にバイクが原因で起きた
**「最悪の事件(実体験)」**について書きます。
ここを読むと、
「バイク選びを甘く見ちゃダメだな…」
とたぶん感じるはずです。
バイクが原因で起きた最悪の事件【実体験】

正直に言うと、
自分が新聞配達を辞める決定打になった出来事があります。
それは、
バイクの不具合が原因で、配達中に取り返しのつかない事故が起きたことです。
このとき使っていたのは50ccスクーター。
転倒による破損で、
バイクを安定して停められない状態になっていました。
「まあ、なんとかなるか」
そう思って続けた結果、
最悪の形でそのツケを払うことになります。
正直、この話はここに全部書くと重くなりすぎるので、別記事にまとめました。
ただ、もし今「なんか危ないかも…」と感じているなら、先に読んでおいた方がいいです。
新聞配達におすすめのバイク条件まとめ

ここまで実体験を交えて書いてきましたが、
新聞配達で使うバイクは正直「何でもいい」わけではありません。
むしろ――
バイク選びを間違えると、仕事そのものが地獄になります。
実際に自分が経験した失敗も踏まえて、
これから新聞配達を始める人に向けて
「最低限ここだけは外すな」という条件をまとめます。
新聞配達にあると便利なアイテムは
こちらの記事で詳しく書いています。
① とにかく安定性が高いこと(最重要)
新聞配達は
- 早朝
- 暗い
- 雨・雪でも走る
この三重苦です。
そのため、
直立で安定して止められること
フラつきにくい車体であることは絶対条件。
センタースタンドがしっかりしていて、
ハンドルをまっすぐにした状態で安定するバイクが理想です。

これができないと、ちょっとした油断で転倒・事故につながります。
② 荷物を積める構造であること
新聞配達は
「走る」よりも「積む・降ろす・止める」の連続。
- フロントバスケット
- リアキャリア
- 新聞カゴの取り付けやすさ
このあたりが重要です。
無理やり積むタイプのバイクだと、
毎日の作業が確実にストレスになります。
③ 燃費が良く、維持費が安いこと
新聞配達は
距離のわりに給料が高い仕事ではありません。
ガソリン代・オイル・修理費がかさむと、
あっという間にコスパが悪くなります。
- 燃費がいい
- 壊れにくい
- 部品が安い
この3点は必須です。
「走れればいい」ではなく、
長期的に見て金がかからないかで選ぶべきです。
④ 雨・寒さに耐えられる設計であること
新聞配達は天候を選べません。
- 冬の冷たい風
- 雨で滑りやすい路面
- 夏の蒸し暑さ
これらを毎日受け止めることになります。
足元が安定していて、
ハンドル操作が素直なバイクのほうが
精神的にもかなり楽です。
⑤ 「慣れ」でカバーしなくていいこと
これは意外と大事ですが、
新聞配達のバイクは上達を楽しむものではありません。
- 操作が直感的
- 特別なテクニックがいらない
- 乗っていて神経を使わない
こういうバイクの方が
仕事としては圧倒的に向いています。
「慣れれば大丈夫」は、
毎日続く仕事では地味に効いてきます。
結論:新聞配達のバイクは“楽に雑に扱える”が正解
かっこよさも、スピードも不要です。
必要なのは
- 安定性
- 実用性
- 維持費の安さ
これだけ。
逆に言えば、
ここを軽視すると事故・ストレス・辞める原因になります。
実際、自分は
バイクが原因で新聞配達を続けられなくなりました。
これから新聞配達を始める人へ|バイク選びで後悔しないために

新聞配達は、
「朝ちょっと走るだけ」「一人で気楽そう」
そんなイメージで始める人も多い仕事です。
でも実際には、
毎日・早朝・天候関係なしという、かなりハードな現場。
だからこそ、
バイク選びを軽く考えないでほしいと思っています。
新聞配達は「仕事」であって「趣味」ではない
新聞配達に使うバイクは、
楽しむための乗り物ではありません。
- 眠い朝に
- 暗い道を走り
- 急いで止めて
- 何十回も乗り降りする
これを毎日繰り返します。
少しでも
「扱いづらい」「不安定」「ストレスがある」
そう感じるバイクだと、確実にしんどくなります。
「今あるバイクで何とかなる」は危険
最初はこう思いがちです。
とりあえず今あるスクーターでいいか
慣れれば大丈夫だろう
でも実体験から言うと、
この考え方が一番危ない。
- 無理な積載
- 不安定な駐輪
- 雨の日の転倒
- 修理費・維持費の増加
こうした小さな負担が積み重なって、
「辞めたい理由」になっていきます。
迷ったら「楽な方」を選ぶべき
新聞配達は、
頑張れば評価される仕事ではありません。
- 早く
- 正確に
- 毎日続ける
これが求められるだけです。
だからこそ、
自分が一番ラクに続けられるバイクを選ぶのが正解。
スーパーカブがよく選ばれるのは、
性能がすごいからではなく、
「仕事として楽だから」です。
バイクは“続けられるかどうか”を左右する
新聞配達を辞める理由は、
給料や人間関係だけではありません。
- バイクが扱いづらい
- 雨の日が怖い
- トラブルが多い
こうした積み重ねが、
「もういいかな」という気持ちを生みます。
バイク選びは、
仕事選びの一部だと思ってください。
最後に:新聞配達を検討している人へ

新聞配達は、
向いている人には合う仕事です。
でもその前提として、
道具選びで失敗しないことがとても重要。
もしこれから始めるなら、
- 楽か
- 安全か
- 続けられるか
この3点を基準に、
バイクを選んでほしいと思います。
少なくとも、
「適当でいい」「何とかなる」は、
あとで後悔する可能性が高いです。
新聞配達が合わなかった人は、
「人と関わらない仕事」を選ぶことで一気に楽になることがあります。
新聞配達については、実体験ベースで他にも詳しく書いています。
これから始める人も、
すでにきついと感じている人も、
参考になると思うので読んでみてください。








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